★★２００１年しし座流星群の軌道計算結果★★

　２００１年のしし群の軌道計算の最終結果

２００１年１１月１９日　１時４７分２４秒の大火球の軌道計算最終結果

　この火球は、多くの方が本体と永続痕を撮影されています。世界初の永続痕の３次元ＣＤ化もされています。私は、永続痕のみですが、川越天文同好会の斉藤氏が群馬県で撮影しています。また、埼玉県鴻巣市の野本氏も観測していましたので、画像の提供をしていただきました。さらに、岡本氏のビデオを購入し､ビデオ画像も合わせて計算し速度を出しました。さらに、豊田市の鈴木氏から全経路の撮影された写真を提供頂きました。そこで、前の結果では、発光点は、経路の途中から撮影されていたため、写真では、１０５ｋｍ程度でしたが、今回は、１３４ｋｍとなりました。また、岡本氏のビデオは、発光点近くで１５６ｋｍ付近ですが、発光点は、さらに、高いことは確実です。今回で、この火球の計算は、最終報告とします。

本体と永続痕。撮影斉藤氏	出現時刻 : ２００１年　　１１月　１８／１９　０１時４７分２４秒				本体と永続痕。撮影野本氏
	観測者1斉藤裕志   群馬県下仁田町  ３５ｍｍ		観測者2 野本さとこ 鴻巣市本町 ５０ｍｍ
	岡本氏の発光点	139゜46.2	+36゜17.8	155.8km
	鈴木氏の発光点	139゜24.3	+36゜16.6	134.4km
	斉藤氏の発光点	139゜02.7	+36゜15.2	113.5km
	野本氏の発光点	138゜52.3	+36゜14.5	102.2km
	緑色の終わり	139゜00.9	+36゜15.1	111.8km
	ピンクの終わり	138゜42.6	+36゜13.9	94.3km
	爆発点	138゜37.4	+36゜13.6	89.4km
	第２小極大	138゜30.8	+36゜13.2	83.2km
	第３小極大	138゜29.7	+36゜13.1	82.2km
	斉藤氏の消滅点	138゜27.8	+36゜12.9	80.4km
	野本氏の消滅点	138゜26.6	+36゜12.9	79.3km
	視輻射点（2000）		真輻射点（2000）
	154.18゜	+21.55゜	154.40゜	+21.46゜
	観測速度	71.75 km/s	軌道長半径	9.53(A.U.)
	地心速度	70.57 km/s	離　心　率	0.8966
	日心速度	41.25 km/s	近日点距離	0.9855(A.U.)
	経路長	143.8km	近日点引数	173.62゜
	見込角		昇交点黄経	236.40゜
	突入天頂角	58.45゜	軌道傾斜角	162.49゜
			周　　　期	29.43

　以上の様な結果になりました。