★★2003年9月30日の火球の軌道計算結果★★

2003年9月30日 3時32分21秒の火球の軌道計算結果

 この火球は、仙台市の井上氏がTV撮影しています。また、神奈川県の鈴木氏もTV観測されています。明るさは、−6等。これらのデータをもとに軌道計算をしてみました。その結果からうみへび座に輻射点がある散在流星であることが分かりました。長田氏の9月30/10月1日の輻射点情報の以下の25Monと関連がありそうです。また、10月に観測されているうみへび群の分岐とも考えられます。まだ、資料を探して検討中です。

No YMD(UT)  CONST R.A DEC N d Wt Vel Mag  HR 備考
4  9 30.79 25Mon 114 - 3 4 2 1 R 4.5 3.1 眼視

上記2氏からは、貴重なデータや画像の提供を頂きました。ご協力ありがとうございました。

観測者 1 井上氏  
仙台市   6mm
観測者 2 鈴木氏
神奈川県 魚眼
鈴木氏の画像の一部 出現時刻 : 2003年  9月 29/30 3時32分21秒
井上氏の発光点 141゜28.4 +37゜02.4 118.9km
井上氏の消滅点 140゜41.2 +37゜13.5 88.9km
鈴木氏の発光点 141゜01.3 +37゜08.9 101.5km
鈴木氏の消滅点 140゜43.0 +37゜13.1 90.0km
視輻射点(2000) 真輻射点(2000)
130.3゜ +1.0゜ 130.7゜ +0.6゜
観測速度 61.1 km/s 軌道長半径 12.1(A.U.)
地心速度 59.8 km/s 離 心 率 0.973
日心速度  35.1 km/s 近日点距離 0.322(A.U.)
経路長 79.8km 近日点引数 247.9゜
見込角 117.8゜ 昇交点黄経 6.2゜
突入天頂角 68.6゜ 軌道傾斜角 132.6゜
速度誤差 1.3% 周   期 42.0年

以上の様な結果になりました。