★★2003年10月17日の火球の軌道計算結果★★

2003年10月17日 4時14分39秒の火球の軌道計算結果 第1報

 この火球は、宮城県の井上氏がTVでとらえて画像を公開しています。また、埼玉県の野本氏がTVで撮影しています。痕も撮影されています。さらに、神奈川県の鈴木氏もTV観測されています。明るさは、−3〜−4等。これらのデータをもとに軌道計算をしてみました。その結果からεうみへび群であることが分かりました。岡本氏や吉川氏が電波観測でロングエコーもとらえています。また、秋田の小林氏もHRO画像でとらえています。今回の結果は、上記の3氏による計算結果です。上記3氏からは、貴重なデータの提供を頂きました。ご協力ありがとうございました。

観測者 1 野本氏  埼玉県   TV6mm
左は、本体 右は、画像処理した痕
観測者 2 鈴木氏
神奈川県 魚眼
観測者 3 井上氏
宮城県 TV6mm





画像を公開







出現時刻 : 2003年  10月 16/17 4時14分39秒
野本氏の発光点 139゜18.0 +36゜27.9 120.1km 流星群カタログ
のRL14群

塩井氏と重野氏
1995年8月
より引用
野本氏の消滅点 139゜13.5 +36゜33.0 86.1km
鈴木氏の発光点 139゜16.7 +36゜29.4 110.0km
鈴木氏の消滅点 139゜14.1 +36゜32.3 90.9km
井上氏の発光点 139゜18.7 +36゜27.2 125.2km
井上氏の消滅点 139゜15.4 +36゜30.9 100.2km
視輻射点(2000) 真輻射点(2000) うみへびε群
104.8゜ +20.6゜ 104.6゜ +20.5゜ 104゚  +14゚
観測速度 68.5 km/s 軌道長半径 3.0(A.U.) 12.4
地心速度 67.5 km/s 離 心 率 0.701 0.93
日心速度  35.1 km/s 近日点距離 0.890(A.U.) 0.82
経路長 41.3km 近日点引数 42.3゜ 36
見込角  117.9゚ 昇交点黄経 23.0゜ 24
突入天頂角 17.9゜ 軌道傾斜角 175.8゜ 164
速度誤差 1.9% 周   期 5.2年

以上の様な結果になりました。