２００４年のかみのけ群等の観測速報

かみのけ群情報
１２月中旬のかみのけ群は、こじし群の可能性もあります。赤緯が２０度前後の広がりがあるようで、こじし群とかみのけ群との判定は、眼視では難しいと思われます。そこで、TV観測による同時流星から軌道を求めることが重要です。今までにもいくつかの軌道が求められています。１月のかみのけ群は、微光流星が多いと言われていますので、やはり、TV観測による観測が重要ですが、眼視観測でも観測したいものです。また、２５日頃には、火球群も活動している確かめたいです。こちにも、１８０゜　２２゜とかみのけ座に輻射点があります。２４から２６日にかけて注意が必要です。火球パトロールとして火球の同時観測が楽しみです。

かみのけ群等の観測速報

ＮＭＳ同報によると２３日現在、眼視観測報告では、観測されていません。SonotaCo氏によると、単点ＴＶ観測で輻射点を求めています。それによると、１８７゜　＋２１゜に集中していたそうです。また、かみのけ群と思われる−１．５等の準火球の画像も紹介されています。さらに、小流星群の輻射点も求められています。同様に、２１／２２日にも輻射点を求めています。電波観測では、１８日にやや多めの出現が観測されています。鈴木氏が１４／１５日に−４等以上の火球を４個もＴＶで撮影しています。４日現在、眼視観測で１時間に２〜８個程度の出現のようです。１日現在、眼視で、２〜６個程度の出現のようです。３０日の４時台に１時間に２〜７個程度の出現。１２月２９日現在、２８日の２３時３３分頃にかみのけ群と思われる火球がTVで同時観測されています。軌道計算結果からでは、かみのけ群ではなく、こじしB群に近いようですがはっきりしません。また、同日の２１時１０分頃にも火球が同時観測されています。眼視観測結果は、４時台に１時間に１〜７個程度の出現。

眼視の観測速報