２００６年のこと群等の観測速報
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４月６／７日の協定観測は、隕石落下の特異日です。プリブラム・ノイシュバンシュタイン隕石火球パトロールです。こちらの輻射点は、192.3゜　17〜20ﾟ。かみのけ座にあります。隕石火球をターゲットにしています。また、３／４日には、探査機はやぶさのターゲット小惑星Itokawa起源の流星も出現する可能性があります。どちらもチャレンジする価値がありますので特にＴＶ観測と電波観測がおすすめです。火球が観測されたときは、軌道計算ができますので、情報を提供してください。日本流星研究会　火球観測部門事務局
 小惑星Itokawa起源    輻射点
    赤経  赤緯    対地速度  太陽黄経  極大日
   165.9   11.5     6.06      13.7    APR.  3.4（３日１８時頃JST）
 今年のこと群は、２２日の１９時が予想極大のため、１時間に１０から２０個程度の出現が予想できます。下弦の月近くで、空の条件のよいところでは、期待できそうです。また、火球も観測されていますので、２地点で同時観測を写真やＴＶ観測ですると軌道を求めることもできます。さらに、電波観測では、天気に左右されずいつでも観測可能ですので、出現の状況がつかめます。

こと群等の観測速報

４月２６日現在。ＩＭＯの観測速報では、２３日の０時頃にＺ・Ｈ・Ｒで１７個程度と報告されています。私のＴＶ観測では、こと群が１個判定されましたが同時観測でこと群でないことが分かりました。SonotaCo氏とＹａｍａｋａｗａ氏でこと群が２個同時になって軌道が求まりました。また、橋本氏によって、眼視で１時間に２個観測されています。２３日現在。室石氏がＴＶ観測されていて、SonotaCo氏とこと群の同時が３個ありました。輻射点が良く集中しています。室石氏によると昨年より活発だったとのことです。２３日の明け方に電波観測によってこと群のロングエコーが多く観測されています。それによると極大は、２３日の４時半頃です。ＴＶ観測では、SonotaCo氏が２３日の１時頃に１時間に５個のこと群を撮影しています。他の時間帯は雲のため観測できていないので何とも言えません。私の観測では雲のため０個でした。２３日の方が活発だったようです。２２日現在、私のＴＶ観測では、２１／２２日に、こと群は、１時間に４個程度の出現。全部で２２個撮影できています。輻射点を求めてみました。また、準火球が２個埼玉Ｎ氏と同時になっていました。他のＴＶ観測者との同時流星で２１／２２日には、こと群は、１０個軌道が求まりました。精度の良い６個の流星から軌道を求めました。また、３個は集中しています。なんと、この日には、５月のみずがめ群も１個同時になり軌道が求まりました。眼視観測では、長田氏が１時間に１３個のこと群を観測しています。また、SonotaCo氏は、ＴＶ観測で4台のカメラの合計で、全流星97個中32個がこと群と判定されています。北では22日01:45〜57分にこと群が4連発し、そのうち後半の2つは火球レベルだつとのことです。この２つの火球は軌道がでています。さらに、内山氏も眼視でこの内の１つ観測されています。また、１時４１分からの２０分間で４個の１等以上のこと群を捕らえています。眼視でもＴＶでもこの時間帯の突発が観測されたものと思われます。２１日現在、２０／２１日にこと群を長田氏が眼視で１時間に９個の出現を確認しています。２０日現在。２０日の０時４７分頃に−２等のこと群の準火球が上田氏によってTVで撮影されています。この流星は、藤原氏もTV観測されていて同時になったそうです。軌道計算されると思います。　１６日現在、いて群もTV観測で活動が捕らえられています。９日現在、さそり群やおとめ群がＴＶ観測で１時間に１個程度観測されています。４月９日の３時５８分頃に大火球が出現しました。眼視で−８等程度で痕が観測されています。さらに、茨城で約１分のロングエコーがとらえられています。また、ＴＶ観測者によってフラッシュが撮影されています。この火球の本体は、神奈川県の鈴木氏の全天カメラで撮影されています。その後、INOUE氏も火球本体をTVで撮影していましたので軌道が求まりました。類似軌道は、見つかっていません。さらに、４時１３分３６秒にも−３等程度の火球がＴＶで同時観測されています。こちらは、軌道がでました。わし座あたりに輻射点がある高速流星でした。４月８日　２３時１５分５５秒に長経路流星が４点でＴＶで同時観測されています。４月４日　１時９分３４秒にSonotaCo氏とmasuzawa氏によって隕石火球群と思われる流星が１個同時になっていて軌道が求められています。３月３１／０１日と合わせて２個あります。軌道を検討した結果、４月４日の方は、まず、間違いなく隕石火球群とでました。