2025年のこと群等の観測速報
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4月6/7日の協定観測は、隕石落下の特異日です。プリブラム・ノイシュバンシュタイン隕石火球パトロールです。こちらの輻射点は、192.3゜ 17〜20゚。かみのけ座にあります隕石火球をターゲットにしています。2018年の隕石関連群  2007年と2008年の隕石関連群 2006年の隕石関連群。関連隕石 1.岡野隕石 (1904年4月7日) と2.ホー・テミキ隕石(1932年4月8日)。また、3/4日には、探査機はやぶさのターゲット小惑星Itokawa起源の流星も出現する可能性があります
どちらもチャレンジする価値がありますので特にTV観測と電波観測がおすすめです。火球が観測されたときは、軌道計算ができますので、情報を提供してください。
日本流星研究会 火球観測部門事務局
 小惑星Itokawa起源    輻射点
    赤経  赤緯 対地速度  太陽黄経    極大日          
   165.9   11.5     6.06      13.7    APR.  3.4(3日18時頃JST)
 今年のこと群は、22日の22時頃が予想極大のため、1時間に10〜15個程度の出現が予想できます。3日月頃の月がありますが空の条件のよいところでは、期待できそうです。こと群のダストトレイルシミュレーションIAU写真流星軌道データベースより17個のこと座流星群を見出し、それらをさらにD判定することにより短期(約40年)と長期(約600年)の周期をもつ2つのフィラメント分離しています。それらのフィラメントについてモデル粒子を使って過去5,000年間数値計算してその軌道の変化を分析していますが、流星軌道は(母彗星も)比較的安定しているとのことです。フィラメント1は通常の極大の前に起る突発出現時に出現しており木星の摂動の影響を受けており、同2の活動は通常の極大期に近く、軌道の変化は1よりも小さく(土星による影響を受けている)母彗星の軌道進化とほぼ同一とのことです。全流星17個でフィラメント1が4、2が3ということで数が少ないこと、また観測誤差(特に速度決定=周期)があることからここまではっきりとフィラメントが2つあるといいきれるのかという意見もあります。また、火球も観測されていますので、2地点で同時観測を写真やTV観測ですると軌道を求めることもできます。さらに、電波観測では、天気に左右されずいつでも観測可能ですので、出現の状況がつかめます。26PGrigg-Skjellerup彗星関連のπとも座流星群も出ています。

こと群等の軌道 
こと群のダストトレイルシミュレーション
2013年に得られたTV同時流星の軌道計算結果
 2010年に得られたTV同時流星の軌道計算結果
2009年に得られたTV同時流星の軌道計算結果
2006年4月に得られたTV同時流星の軌道計算結果
2005年4月に得られたTV同時流星の軌道計算結果
ID DATE UT Co.Rad(2000) VG a e q ω Ω i 備考
7906 4/20 16:03:56 271.8 32.7 46.4 12.3 0.93 0.91 216.3 31.3 78.9 日大文理−理工同時
M04015 4/05 273.6 32.5 42.2 1.56 0.37 0.97 203.5 16.3 77.6 上田氏の同時流星から
2005 4/22 272.3 33.1 41.9 2.98 0.66 0.90 222.49 32.6 74.8 SonotaCo氏とmasuzawa氏と関口の同時流星から
2006 4/21 271.9 33.4 44.5 6.9 0.81 0.92 216.9 31.4 77.4 SonotaCo氏とmasuzawa氏と関口の同時流星から
2006 272.2 33.2 45.7 21.7 0.89 0.91 216.4 32.4 78.4 κこと群の同時流星の平均軌道
2013 4/13 17:23:59 264.4 33.9 40.1 2.3 0.61 0.89 225.8 22.8 71.7 2013年TV同時流星
DH13 4/22 270 34 46 19.2 0.95 0.92 215 32 77 MSSWG塩井・重野氏
DH12 4/20 298 46 39 2.9 0.68 0.91 157 30 68 MSSWG塩井・重野氏
Neushwanstein  4/6 2002 190.6 21.9 17.51 2.4 0.67 0.79 241.2 16.8 11.4 隕石火球群(NMS同報19923)
Itokawa 4/3.2 166.0 11.5 6.05 0.95 0.28 161.02 7.092 1.73 小惑星Itokawa起源の流星(阿部氏による)

κこと群の軌道計算結果

Localtime Mag Ra Dec Vg a q e w OMEGA i 備考
20130422_231431 273.4 35.3 46.1 23.1 0.941 0.959 209.6 32.4 78.1 TV同時流星
20130422_022312 271.4 34.5 45.9 17.6 0.926 0.947 213.1 31.6 77.8 TV同時流星
20130420_023041 269.7 35.3 45.9 52.8 0.929 0.982 212.1 29.6 77.0 TV同時流星
20130413_022359 264.4 33.9 40.1 2.3 0.888 0.606 225.8 22.8 71.7 TV同時流星

こと群等の観測速報
観測報告速報フォーマット(日本流星研究会) 観測報告先(日本流星研究会) 報告用紙など(日本流星研究会)
こと群のダストトレイルシミュレーション

4月22日現在。21/22日のこと群の出現の様子。22日の1時台にカメラ10台で1時間に12個の出現でした。昨日の2倍でした。4月21日現在。20/21日のこと群の出現の様子。21日の2時台にカメラ10台で1時間に6個の出現でした。明るい流星が2個ありスペクトルが撮影できました。今晩は、極大1日前ですが、天気が持ちそうなので観測してみてはいかかでしょうか。電波観測速報でも、21日の明け方で1時間に5個程度です。              
観測時刻 時間 群名 H・R 全群数 最微星 雲量 観測方向 観測者 観測法 最高H・R
21/22 01:00-02:00 60 LYR 12 39 N S E W Z NE SE SW WN SW 関口 TVUFOCapture 12
21/22 03:00-04:00 60 LYR 11 44 masuzawa氏 TVUFOCapture
21/22 02:00-03:00 60 LYR 10 38 上村氏 TVUFOCapture
20/21 02:00-03:00 60 LYR 7 13 N S E W Z NE SE SW WN SW 関口 TVUFOCapture 7


電波観測プロジェクト 電波観測速報

光度分布
時刻 群名 -6 -5 -4 -3 -2 -1 合計 観測者 平均 観測法
合計     2 8 11 19 27 37 20 9 2 134
21/22 20:00-04:30 LYR 2 7 9 9 10 7 44 masuzawa氏 TVUFOCapture
21/22 20:00-04:30 LYR 5 9 17 5 3 38 上村氏 TVUFOCapture
21/22 21:00-05:00 LYR 5 6 10 13 3 2 39 関口 TVUFOCapture
20/21 01:00-04:00 LYR 1 2 2 3 2 3 13 関口 TVUFOCapture
 
輻射点情報
輻射点名 赤経 赤緯 流星数 広がり 確度 速度 平均光度 H・R 報告者 備考
21/22 LYR 272.4 33.6 2 5 46.8 関口 TV同時流星
20/21 LYR 271.9 32.5 2 5 48.5 関口 TV同時流星
19/20 LYR 271.6 35.1 2 5 43.2 関口 TV同時流星

火球情報等
時刻 等級 発光点 消滅点 時間sec 速度 その他 観測者 観測地 観測方法 備考
20/21 02:20:11 -2.7 LYR 48.0 スペクトル画像 関口 埼玉県 TVUFOCapture 同時火球