２００６年のしし座流星群等の観測予想と観測報告等
しし座流星群等の予想等
今年の通常極大は、１８日の５時頃です。１４日〜２１日頃の観測が重要になります。月の影響はほとんどありません。この群は、２２時３０分頃から５時半頃まで観測が可能ですが、２３時半時から５時半頃までが多いです。今年、予想出現数は、１８日の５時頃に、１時間に３０〜５０個程度でしょう。母彗星の回帰にともないここ数年、流星が多くなりましたが、だいぶへってきているようです。２００２年は極大の３日前（１６／１７日付近）に小極大も観測されています。速くて白で痕を残すのが特徴です。時々明るい爆発を伴う火球も出現します。写真観測とＴＶ観測では、５０ｍｍのレンズでも、１時間に５個程度の出現を捕らえることができ、軌道を求めることができると思います。今までにも、多くのグループで、写真やＴＶの同時観測を試みて、軌道がたくさん求められています。しし群は、高速のため、I・Iをつけたビデオ観測では、高高度流星の撮影も可能です。９８年には、NHKのハイビジョンカメラで−１０等級の火球が捕らえられ、１７７Kｍ上空から発光し、７７Km付近で消滅し１００Kｍも飛行していました。他の観測者も、しし群の流星を同様に１５０〜１７０Km付近での発光を捕らえています。極大前後でも、十分に軌道を求めることができそうです。また、この時期は、しし群の他にたくさんの小流星群が活動していますので軌道を求める価値があります。ここ数年、TV6mmUFOCaptureによる観測が行われる様になりました。暗い流星と火球の観測には有効です。２００４年は、１０月１７／１８日から１２月２日までしし群が観測されています。また、電波観測では、天気に左右されずに観測ができます
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しし座流星群：話題の流星群も今年は通常規模か？
しし座流星群等の観測報告
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2005年１１月の軌道計算結果
１２月９日現在、しし群は、６／７日にもＴＶ観測で１時間に１個程度観測されています。１１月２８日現在、２８日の０時２分頃に−３等のいっかくじゅう群の火球が岡山県でＴＶ観測で観測されています。２６日現在、しし群は、ＴＶ観測で１時間に４〜８個程度。２５日現在、２４／２５日のＴＶ観測では、しし群は、１時間に５〜８個程度の出現。αいっかくじゅう群がＴＶ観測で１時間に５個と多く観測されています。２３日現在、２１／２２日のＴＶ観測では、しし群は、１時間に６〜１３個程度。明るい流星は少なくなりました。２１日現在、２０/２１日の長田氏の眼視観測では、しし群は、４時台に、１時間に１５個程度。明るいのは観測されていないようです。今年の極大は、17/18日にあったようです。外国のRobert J Cobain氏が、しし群の−１１等の火球を撮影しています。カラーの永続痕も撮影されています。割り箸痕が見られます。色もよく出ています。２０日現在、全国的に天候が悪く、今のところ観測報告はありません。１８／１９日のしし群の輻射点を求めました。１９日現在、日本流星研究会の眼視観測によるしし群の観測速報では、17/18日のZHRは30程度で、昨年と一昨年のピークもほぼ同程度とのことです。１８／１９日のＴＶ観測では、室石氏が５時台にしし群が１３個撮影しています。明るい−２等以上の火球は、出現していないようです。上村氏の所では、晴れたようで、しし群は、１時台と３時台で９個撮影しています。−２等が６個と明るいのが多かったようです。他の所では、曇りました。１８日現在、１７/１８日の長田氏の眼視観測では、３時台にしし群は、４７個と多く出現しています。また、SonotaCo氏のＴＶ観測では、２時台に１３個となっています。マイナス等級が１０個程度観測されていますが、火球は、ありませんでした。１６日現在、１５/１６日のＴＶ観測では、SonotaCo氏がしし群の火球を３個撮影しています。その内の１個は、スペクトルが撮影されています。眼視観測では、長田氏が３時台に、１時間に１３個観測しています。また、５分間に６個の出現も観測しているようです。さらに、明るい流星が多いとのことです。私のＴＶ観測では、１時間に３個程度でやはり明るい流星が多いです。１４日現在、１３/１４日のＴＶ観測では、しし群は、１時間に１〜２個程度。１３日現在、１２/１３日のＴＶ観測では、しし群は、１時間に１〜５個程度。まだ、暗い流星が多いです。１２日現在、１１/１２日のＴＶ観測では、しし群は、１時間に１〜４個程度。９日現在、７／８日にＴＶ観測で、しし群の同時流星が2個ありました。５日現在、しし群は、ＴＶ観測で1時間に１〜２個程度の出現。同時流星で輻射点が求められています。１０月２９日現在、２８／２９日のＴＶ観測で、しし群は、１時間に２個程度観測されています。２８日現在、２７／２８日のＴＶ観測で、しし群は、１時間に３個程度観測されています。