2021年のみずがめ座η流星群等の観測予想と速報
みずがめη群等の予想
今年の極大時刻は6日の11時頃です。2〜10日の23時から4時頃までの観測が重要になります。今年は、満月近くで条件は、よくありません。みずがめ群のダストトレイルのシミュレーション。日本では、4月中旬から5月13日頃まで、観測可能です。輻射点が低く、南方にあるため、極大期で1時間に10から20個程度の出現です。しかも、観測可能時間は0時から4時頃までで、出現数が多くなるのは、2時半以降です。2013年は、例年以上に多くの出現があり、火球も観測できました。南半球のオーストラリアでは、観測条件がよく、1時間に60個程度の出現があります。かつて、何人かの日本流星研究会の会員が、オーストラリアへの遠征を試みて、その活動を捕らえています。毎年、極大は、はっきりせず、極大前後の3日間程度で1時間に10個以上の出現があります。明るい流星は、青白く痕も見られます。写真観測では、あまり捕らえることができませんが、TV観測では、50mmのレンズでも、1時間に10個程度の出現を捕らえることができ、同時観測で軌道を求めることができます。今までに、いくつかのグループで、TVの同時観測を試みて、たくさんの軌道が求められています。私の1999年の軌道計算結果へ。今年は、極大期に、1時間に5〜20個程度の出現と思われますが、極大前後に、火球の出現があるかもしれません。WGNの4月号の「Long-term
activity of showers fromComet 1P/Halley (Audrius Dubietis)」という論文によるとオリオン群はZHR15〜30程度で年毎に有意に変動していて、1989〜1991年は出現数が少なく、1996年前後は出現数が多くなっています。1900年から1970年の出現数をまとめたHajduk(1970)の論文によると、オリオン群は過去、1924年、1936年、1948年ごろに、出現数が多かったということで、ここから12年周期が推定されるが、そうだとすると1984年や1996年頃は出現数が多い頃で、その間の1990年ことは少なくなります。この12年周期が正しいとすると、今は出現数が少ない頃です。今後2008年ごろをピークに出現数が増えるだろうと言えます。この論文が正しいとすると、母彗星がハリー彗星であるのでみずがめ群も同様の変化が考えられます。他に、この時期は、さそり座群などの南方の小流星群が活動しているので、同時観測をして、軌道を求める価値があります。2002年の5月3日の私のTV観測からこと座η群を1時間に2個捕らえました。この群は、10日頃に極大になります。(輻射点は、α=288゜δ=45゜)数は少ないですが、1983H1(IRAS-Araki-Alcock)彗星に関連している可能性があります。2007年には、同時流星が3個得られました。シュワスマン−ワハマン3彗星関連群のαうしかい群も活動しています。 橋本氏の長谷川先生のqアジャストメント法による73P関連群輻射点位置の予想の図の解説へ 73P関連群佐藤氏の予報へ
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2006年のみずがめ群 2005年のみずがめ群 2004年のみずがめ群
みずがめ群の軌道 みずがめ群のダストトレイルのシミュレーション |
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ID | DATE | UT | Co.Rad(2000) | VG | a | e | q | ω | Ω | i | 備考 | |
4/21 | 180755 | 322.8 | -3.4 | 49.1 | 0.8 | 0.8 | 0.2 | 30 | 31.5 | 148.7 | 2006年TV同時、関口 | |
4/21 | 185035 | 327.7 | -6.0 | 64.7 | 8.6 | 0.94 | 0.50 | 87.8 | 31.9 | 165.2 | 2008年TV同時、関口 | |
4/26 | 183628 | 333.1 | -4.2 | 64.0 | 7.3 | 0.94 | 0.46 | 83.0 | 36.5 | 165.1 | 2009年TV同時、関口 | |
SAC04 | 5/1 | 180720 | 331.9 | -0.6 | 64.9 | 6.8 | 0.91 | 0.60 | 98.4 | 40.9 | 158.5 | 1999年TV同時、関口 |
5/4 | 18 | 336.0 | -1.9 | 65.1 | 0.93 | 0.56 | 94.4 | 43.3 | 16.9 | 2013年TV同時、関口 | ||
5/7 | 18 | 340.4 | -1.2 | 67.3 | 1.06 | 0.58 | 99.7 | 46.8 | 166.2 | 1999年TV同時、関口 | ||
RLP1 | 5/10 | 340 | 0 | 69 | 1.00 | 0.65 | 110 | 49 | 166 | MSSWG塩井・重野氏 | ||
5/15 | 174908 | 344.3 | 27 | 65.3 | 8.6 | 0.93 | 0.59 | 97.7 | 53.4 | 161.7 | 2015年TV同時、関口 | |
5/20 | 175354 | 348.7 | 3.6 | 65.3 | 5.7 | 0.89 | 0.63 | 101.1 | 59.7 | 164 | 2009年TV同時、関口 | |
6/1 | 175530 | 353.7 | 9.5 | 66.4 | 6.9 | 0.89 | 0.77 | 119.5 | 71.2 | 158.5 | 2009年TV同時、関口 | |
ηこと群-1983H1(IRAS-Araki-Alcock)彗星に関連-の軌道 | ||||||||||||
4/22 | 180601 | 269.8 | 41.3 | 36.7 | 2.7 | 0.65 | 0.95 | 211.4 | 32.6 | 63.6 | 2009年TV同時、関口 | |
5/6 | 144824 | 284.4 | 44.8 | 34.7 | 2.0 | 0.51 | 0.99 | 199.7 | 46.3 | 62.4 | 2008年TV同時、関口 | |
5/8 | 182027 | 284.8 | 43.9 | 33.6 | 1.7 | 0.42 | 0.98 | 204.5 | 47.7 | 61.4 | 2007年TV同時、関口 | |
5/14 | 164726 | 291.9 | 44.8 | 47.7 | 1.00 | 189.6 | 52.4 | 76.9 | 2015年TV同時、関口 |
2017年のみずがめη群の画像 2016年のみずがめη群の画像
2015年のみずがめη群の画像 2015年のTV同時流星軌道計算結果
2014年のみずがめη群の画像 2014年のTV同時流星軌道計算結果
2013年のみずがめη群の画像 2013年のTV同時流星軌道計算結果
2012年のみずがめη群の画像 2012年のTV同時流星軌道計算結果
2011年のみずがめη群の画像 2011年のTV同時流星軌道計算結果
2010年のみずがめη群の画像 2010年のTV同時流星軌道計算結果
2009年のみずがめη群の画像 2009年のTV同時流星軌道計算結果
2008年のみずがめη群の画像 2008年のTV同時流星軌道計算結果
2007年のみずがめη群の画像 2007年のTV同時流星軌道計算結果
2006年のみずがめη群の画像 2006年のTV同時流星軌道計算結果
2005年のみずがめη群の画像 2005年のTV同時流星軌道計算結果
観測報告速報フォーマット(日本流星研究会) 観測報告先(日本流星研究会) 報告用紙など(日本流星研究会)
みずがめ群のダストトレイルのシミュレーション
みずがめη群等の観測速報
みずがめ群 | |||||||||||
月 | 日 | 観測時刻 | 時間 | H・R | 総群数 | 最微星 | 雲量 | 観測方向 | 観測者 | 観測法等 | 最高値 |
4 | 19/20 | 03:00-04:00 | 60 | 1 | 2 | N S E W Z NE SE SW WN SWW | 関口 | TVUFOCapture | 1 | ||
4 | 18/19 | 03:10-04:10 | 60 | 3 | 5 | SonotaCo氏 | TVUFOCapture | 3 | |||
4 | 18/19 | 03:00-04:00 | 60 | 2 | 2 | 藤原氏 | TVUFOCapture |
月日 | 時刻 | >-5 | -4 | -3 | -2 | -1 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 合計 | 観測者 | 平均 | 観測法 |
合計 | 3 | 4 | 1 | 1 | 9 | ||||||||||||
4-19/20 | 01:00-04:00 | 1 | 1 | 2 | 関口 | TVUFOCapture | |||||||||||
4-18/19 | 1 | 4 | 5 | SonotaCo氏 | TVUFOCapture | ||||||||||||
4-18/19 | 1 | 1 | 2 | 藤原氏 | TVUFOCapture |
月 | 日 | 輻射点名 | 赤経 | 赤緯 | 流星数 | 広がり | 確度 | 速度 | 平均光度 | H・R | 報告者 | 備考 |
4 | 19/20 | etA | 327.1 | -5.9 | 2 | 5 | 64.2 | 関口 | 同時流星より | |||
4 | 18/19 | etA | 327.3 | -4.1 | 2 | 5 | 60.5 | 関口 | 同時流星より | |||
4 | 14/15 | etA | 325.7 | -72 | 2 | 5 | 62.7 | 関口 | 同時流星より | |||