２００７年のこぐま座流星群等の観測予想と観測速報
こぐま座流星群の予想等
今年の極大は、２３日の６時頃です。P. Jenniskens氏は、12月22日20時〜22.2時(UT、日本時間23日5時〜7時)にピークを迎え、ZHR40-80、通常の4〜8倍の出現を予測しています。通年の極大と重なっていますので、今年は、期待できそうです。極大日と呼ばれる１２月２０日から２５日頃には1時間に数個の流星が見られます。性状は、やや遅く、２〜３等の流星が多いですが、火球も見られます。今年は、満月ですので月明かりを避けて観測して出現数を確かめたいところです。かつての活動が活発だったのは、1980年には、火球が多く出現しました。ともに1時間当たり１0個程度という出現でした。ビデオと写真で軌道が求められています。こぐま群は世界的に認められているものでも1795,1945,1986,2000年の過去４回突発出現が観測されていることもあり、2000年にはダストトレイル理論による大出現が的中しています。昨年は、私のＴＶ観測でも多くの小ぐま群が撮影できました。今年はタットル彗星の軌道面を地球が通過するのは１２月２４日なので、母彗星を視野に入れた写真を撮影するとダストトレイルが写るかもしれない。とのことです。ここ数年、TV6mmUFOCaptureによる観測が行われる様になりました。暗い流星と火球の観測には有効です。
Ursids(Cook)           217.0  75.6     33.4 5.70 0.85  0.939 205.8 271.4  53.6
8P/Tuttle                                        5.70 0.821 1.023 207.0 270.5  54.6
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こぐま座流星群等の観測速報
観測報告速報フォーマット（日本流星研究会）　観測報告先（日本流星研究会）　報告用紙など（日本流星研究会）
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１２月２７日現在、２３日の６時に小ぐま群の突発を上田氏が電波観測でとらえていたようです。極大付近での小ぐま群の同時流星から軌道を求めました。２５日現在、２５日１時３７分頃に-８等の火球が私のＴＶ観測で撮影できました。２４／２５日の私のＴＶ観測では、小ぐま群は、１個のみ観測できました。２４日現在、ＩＭＯの初期集計が出ています。予想時刻にZHR30程度出現したようです。２３／２４日の私のＴＶ観測では、小ぐま群は、１個のみ観測できました。２３日の朝には、前田氏がＴＶ観測で４時から６時に３個観測しているようです。２０日現在、２０日の４時１０分５０秒に−５等の火球がＴＶ観測で同時観測されています。エコーのＨＲＯ画像も得られています。１１日現在、１０/１１日のＴＶ観測では、小ぐま群は、１時間に２個程度。−４等の火球も出現しています。出現数が多くなってきています。９日現在、今までに求められた小ぐま群の軌道を計算しました。８日現在、小ぐま群は、私のＴＶ観測で、１時間に１〜２個程度。３日現在、私の２／３日のＴＶ観測で小ぐま群が２個判定されました。