２０１１年のしぶんぎ群等の観測予想と速報

しぶんぎ群の予想
今年の極大時刻は、４日１０時頃です。輻射点の位置など。２日の２３時以降〜５日の６時の観測が重要になります。１９７５年や１９７９年や１９９４年には、明け方に１時間に１００個程度の出現がありましたので楽しみです。１９７９年には、−５等級の火球が出現し軌道が求められています。この群は、２３時頃〜１時頃に長径路流星が見られます。３時以降にたくさん出現し、６時頃まで、眼視や写真やＴＶと色々な観測方法が可能です。また、複合群としても有名です。母天体は、96P/Machholzと考えられていますが、まだ、はっきりしていません。最新情報では、よく似た軌道の天体が発見されているようです。小惑星２００３ＥＨ１仮想関連群と、四分儀座流星群との関連が指摘されています。２００６年から12月上旬からこの付近でしぶんぎ群と似た軌道を持つ同時流星がいくつか観測されています。さぎたりうす氏の解析によると、２９／３０日にα218°δ+56°を中心とした、半径5°くらいの範囲からVg＝40km前後の流星が4個出現しています。しかし輻射点としてのまとまりは感じられず、Northern-toroidalの濃い部分なのかなという感じだそうです。さらに、橋本氏によると、30日の北トロイダルソースの中心位置はα=218°,δ=+48°付近なので、これからするとまさに北トロイダルソースの中心に近い位置ですね。ちなみに、半径は20°近くあるので、しぶんぎ群もその範囲内にすっぽり収まってしまいます。しぶんぎ群の輻射点はバラツキが大きいなんて話がありましたが、北トロイダルソースの影響でしょうか。また一時期、しぶんぎ群の南分枝なんて話がありましたが、こんなのも多少は影響があるのでしょうか。とのことです。早期のしぶんぎ群と思われるものと関係しているように思われます。また、この時期は、ヘールボッブ彗星関連群と思われる流星が４日頃に、２１７゜　＋２５゜付近から見られます。南方やしし座などにも小流星群が活動しているので、同時観測をして、軌道を求める価値があります。
P/2006 T1 Levyの輻射点予報です。Solar longitude = 280.0   Date = Jan. 1   RA=329.2  Decl. +56.7  Vg = 14.0 km/s  orbit separation = 0.009 AU　　
軌道要素　T 2006 Oct. 7.55390 TT   q   0.9921563   Peri.  179.61371 　a   3.1001865   Node   279.97402  　e   0.6799688      Incl.   18.36229  　P   5.46

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しぶんぎ群等の観測速報
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眼視とＴＶの観測速報
１月１０日１１時現在、私の９／１０日のＴＶ観測では、しぶんぎ群は、全部で１３個。５時台に５個観測できました。まだまだ、活動しているようです。１月９日１８時現在、埼玉県川越市は、晴れています。現在ＴＶ観測中です。１月９日１３時現在、１月８日の１７時４２分５８秒にしぶんぎ群の長径路火球が同時観測されています。今年は、１７時台がこれで２個目です。１８時台も１個ありました。私の８／９日のＴＶ観測では、しぶんぎ群は、全部で１１個。内４個が同時観測になっています。５時台に５個観測できました。１月８日１５時現在、私のＴＶ観測では、しぶんぎ群が７／８日の５時台に７個で、６／７日の４時台に８個観測できました。どちらも全部で２１個ずつ撮影されています。１月５／６日から７／８日までのＴＶ観測によるしぶんぎ群の同時流星から軌道計算しました。２８個の同時流星がありました。１月７日の４時５１分１４秒にしぶんぎ群判定の平行に流れる流星を撮影できました。１月７日。日本流星研究会からしぶんぎ群の速報集計結果が公開されています。１月６日１０時現在、雲の多い中で、私の５／６日のＴＶ観測では、しぶんぎ群は、最高が３時台に２個となっています。全部でも５個と減っています。１月５日２２時現在、しぶんぎ群の４／５日のＴＶ観測での現時点での全同時流星数は、３２個です。その軌道計算はここから見れます。その内、１７時台１個。２３時台１個。１時台４個。２時台４個。３時台５個。４時台６個。５時台１０個。６時台１個となっています。また、４／５日は、明るいしぶんぎ群の流星は少なかったです。１月５日１９時現在、４／５日の私のＴＶ観測では、しぶんぎ群は、４時半〜５時半の１時間に最高で１６個の出現をしていました。１時台は、１個。２時台は、６個。３時台は、７個。４時台は、１１個。５時台は、１２個。６時台は、４個です。減少傾向が見られます。流星電波観測速報でも、４／５日のしぶんぎ群は、１時間に１５個程度と激減しています。１月４日現在、今晩は、しぶんぎ群は、明け方に１時間に５個程度になってしまうと思います。１月４日１１半現在、今まで集まったＴＶ観測のデータから３／４日の２９個のしぶんぎ群の同時流星を軌道計算しました。何と１８時台に１個同時流星がありました。輻射点は、やはり広がっています。１月４日１０時現在、私のＴＶ観測では、雲の切れ間でしぶんぎ群は、３／４日に全部で４８個撮影できました。５時台の１時間に２５個となっています。一番明るい流星と１５秒間に２個流れた画像を公開しています。１月４日８時半現在、眼視観測の結果が入ってきました。晴れた所では、しぶんぎ群は、５時台に１時間に５０個程度。１月４日８時現在、埼玉県川越市は、雲が流れいましたが切れ間にしぶんぎ群を撮影することができました。流星電波観測速報では、３／４日のしぶんぎ群は、１時間に１５０個越える出現で極大を捉えています。現在解析中。データ収集中です。１月３日１４時現在、私の２/３日のＴＶ観測では、しぶんぎ群は、５時台に１時間に１２個と増加しています。今晩３/４日は、しぶんぎ群の極大日です。極大は、４日の１０時頃のため１時間に３０〜５０個程度と思われます。今の所極大付近は、天気が悪そうなので電波観測に期待したい所です。流星電波観測速報でも２／３日のしぶんぎ群は、１時間に３０程度の出現で増加傾向にあります。１月２日２１時現在、１/２日のＴＶ観測では、しぶんぎ群は、１時間に５個程度。流星電波観測速報によると１／２日のしぶんぎ群は、１時間に１５程度の出現。１月１日１３時現在、私の３１/１日のＴＶ観測では、しぶんぎ群は、１時間で最高８個と増加傾向にあります。１２月３１日２１時現在、１２月に入ってはっきりしぶんぎ群と判定された同時流星は２６日以降の４個とまだ少ないですが、しぶんぎ群とｄａＤ群とｋＤｒ群との関連を調べてみました。１０時現在、２０１１年の電波観測によるしぶんぎ座流星群の速報値が公開されています。１２月３０日現在、１２月３０日０時３２分２５秒に−８等程度の火球がＴＶで同時観測されています。軌道計算の結果、１２月のりゅう群であることが分かりました。しぶんぎ群と類似軌道で関連がありそうです。１２月５日現在、私の１２月４／５日のＴＶ観測によってしぶんぎ群が１時間に２個程度観測され始めました。

２０１１年１月３／４日