2014年の10月のりゅう座(ジャコビニ)流星群等の観測予想と速報等
10月のりゅう座(ジャコビニ)流星群等の予想
今年の極大日は、8日/9日です。今年は、3日〜12日頃の観測が重要になります。今までの突発出現は、1933年と1946年と1985年と1998年にあります。約13年周期があります。2014年の予想極大は、10月7日の4時頃に予想されています。色々な研究者の予報。佐藤氏の予報。日本では、輻射点が北の空のため一晩中見られます。しかし、予想極大の時間帯は、輻射点が低いため、16時から23時頃の観測の方が条件がよくなります。予想出現数は、1時間に5個以下でしょう。光度分布は、2等、3等、4等、5等の暗い流星が多いので注意が必要です。ここ数年、母彗星(21P/Giacobini-Zinner)の回帰年以外でも、小出現が観測されています。極大日前後にも観測されています。暗い流星が多く、遅いのが特徴です。時々明るい火球も出現します。写真観測とTV観測では、50mmのレンズでも、1時間に数個程度の出現を捕らえることができ、軌道を求めることができると思います。今までにも、母彗星の回帰年には、多くのグループで、写真やTVの同時観測を試みて、軌道がたくさん求められています。また、この時期は、ケフェウス座群や8月のはくちょう群やうお群やくじら群、10月オリオン群などの小流星群も活動しているので、同時観測をして、軌道を求める価値があります。SonotaCo 氏の開発したUFOCaptureを使って、WatecNeptune100+CBCレンズ6mmか8mmか12mmを使えば、自動で観測できますので、たくさん撮影できます。また、電波観測では、天気に左右されずに観測ができます。吉田誠一さんのホームページに輻射点、軌道要素等詳しくあります。
1998年10月のりゅう座(ジャコビニ)流星群軌道計算結果
[ジャコビニ群の平均データ(42個)と他者との比較 1998年](関口)
DATE UT Co.Rad(2000) VG a
e q ω Ω i P HB HE
Mag
[平均]981008.54 263.24 +56.28 20.13 3.01
0.662 0.997 173.64 195.08 31.02 5.26 100.0
90.9 2.8
[II2点] 263.32 +56.36 20.06 2.97
0.657 0.997 173.71 195.08 30.96 5.15 99.4
91.2 3.1
[鈴木氏・II ] 263.2 +55.42 20.45 3.33
0.698 0.996 173.36 195.08 31.09 6.09 102.2
91.9 5.2
[上田氏・II ] 263.2 +55.8 20.4 3.18 0.687 0.996 173.48 195.07 31.15 5.7 102. 92.
1.7
[大塚氏・写真] 263.28 +55.76 20.95 3.54 0.719 0.996 173.50 195.05 31.80 6.66
102.6 85.9 -0.5
[II-写真50mm] 263.18 +55.68 20.71 3.39 0.706 0.997 173.43 195.07 31.49 6.24 104.7 88.1 -0.1
[II-写真全部] 262.67 +55.73 20.66 3.32
0.699 0.996 173.07 195.08 31.48 6.05 105.8
89.1 0.0
日 |
時刻 |
等級 |
発光点 |
消滅点 |
群 |
時間 |
速度 |
痕 |
色 |
音 |
その他 |
観測者 |
観測地 |
観測方法 |
備考 |
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TVUFOCapture |
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