2019年のしぶんぎ群等の観測予想と速報

しぶんぎ群の予想
今年の極大時刻は、4日の11時頃です。極大が5時頃に当たりますが、新月近くですが昼間のため、3/4日と4/5日の明け方に1時間に20~50個程度と予想されます。輻射点の位置などしぶんぎ群のダストトレイルのシミュレーション。2日の23時以降~5日の6時の観測が重要になります。他の方のライブカメラの星空最新画像へ1975年や1979年や1994年には、明け方に1時間に100個程度の出現がありましたので楽しみです。1979年には、-5等級の火球が出現し軌道が求められています。この群は、23時頃~1時頃に長径路流星が見られます。3時以降にたくさん出現し、6時頃まで、眼視や写真やTVと色々な観測方法が可能です。また、複合群としても有名です。母天体は、96P/Machholzと考えられていますが、まだ、はっきりしていません。最新情報では、よく似た軌道の天体が発見されているようです。小惑星2003EH1仮想関連群と、四分儀座流星群との関連が指摘されています。2006年から12月上旬からこの付近でしぶんぎ群と似た軌道を持つ同時流星がいくつか観測されています。さぎたりうす氏の解析によると、29/30日にα218°δ+56°を中心とした、半径5°くらいの範囲からVg=40km前後の流星が4個出現しています。しかし輻射点としてのまとまりは感じられず、Northern-toroidalの濃い部分なのかなという感じだそうです。さらに、橋本氏によると、30日の北トロイダルソースの中心位置はα=218°,δ=+48°付近なので、これからするとまさに北トロイダルソースの中心に近い位置ですね。ちなみに、半径は20°近くあるので、しぶんぎ群もその範囲内にすっぽり収まってしまいます。しぶんぎ群の輻射点はバラツキが大きいなんて話がありましたが、北トロイダルソースの影響でしょうか。また一時期、しぶんぎ群の南分枝なんて話がありましたが、こんなのも多少は影響があるのでしょうか。とのことです。早期のしぶんぎ群と思われるものと関係しているように思われます。また、この時期は、ヘールボッブ彗星関連群と思われる流星が4日頃に、217゜ +25゜付近から見られます。南方やしし座などにも小流星群が活動しているので、同時観測をして、軌道を求める価値があります。
P/2006 T1 Levyの輻射点予報です。Solar longitude = 280.0   Date = Jan. 1   RA=329.2  Decl. +56.7  Vg = 14.0 km/s  orbit separation = 0.009 AU  
軌道要素 T 2006 Oct. 7.55390 TT   q   0.9921563   Peri.  179.61371  a   3.1001865   Node   279.97402   e   0.6799688      Incl.   18.36229   P   5.46

しぶんぎ座流星群情報2016 しぶんぎ座流星群情報2009 しぶんぎ群のアニメへ しぶんぎ群等の軌道へ 
2018年のしぶんぎ群 2017年のしぶんぎ群 2016年のしぶんぎ群 2015年のしぶんぎ群 
2014年のしぶんぎ群 2013年のしぶんぎ群 2012年のしぶんぎ群 2011年のしぶんぎ群 2010年のしぶんぎ群 2009年のしぶんぎ群 
2008年のしぶんぎ群 2007年のしぶんぎ群 2006年のしぶんぎ群 2005年のしぶんぎ群 2004年のしぶんぎ群 しぶんぎ群の画像へ
  
2010年 しぶんぎ座流星群の画像 2008年のしぶんぎ群の軌道計算結果 2006-2007年のしぶんぎ群の画像 2006-2007年のしぶんぎ群の軌道計算結果

しぶんぎ群等の観測速報
日本流星研究会の眼視観測速報 観測報告速報フォーマット(日本流星研究会) 観測報告先(日本流星研究会) 報告用紙など(日本流星研究会)
IMOへの観測報告 IMOの観測報告の仕方 SonotaCo Network流星情報  UFOキャプチャー画像  しぶんぎ座流星群電波観測プロジェクト

眼視とTVの観測速報

1月6日21時現在、日本流星研究会のしぶんぎ群の眼視観測速報が公開されています。1月4日23時現在、昨晩の私のTV観測では、しぶんぎ群は、5時台の1時間に最高で156個でした。全部で400個で激増しました。スペクトルは、全部で61個も撮影できました。ほとんどがしぶんぎ群でした。1月4日の0時35分40秒に継続時間が10秒程度の長経路流星が同時観測されています。スペクトルが撮影できました。1月3日23時現在、昨晩の私のTV観測では、しぶんぎ群は、30個。4時台と5時台で1時間に9個。スペクトル10個。1月3日の4時49分32秒に爆発火球が同時観測されています。1月2日23時現在、昨晩の私のTV観測では、しぶんぎ群は、5時5分から6時5分の1時間に最高で7個でした。全部で17個で倍増しました。1月1日の21時17分9秒にー2等の流星のカラースペクトルが撮影できました。1月1日21時現在、昨晩の私のTV観測では、しぶんぎ群は、4時35分から5時35分の1時間に最高で4個でした。全部で8個のみでした。少しずつ増加しています。流星電波観測速報は、2日からのようです。かみのけ群が一番多く出現しています。

月日 観測時刻 時間 H・R 総群数 最微星 雲量 観測方向 観測者 観測法 最高H・R
4/5 04:30-05:30 60 17 32 6.5 1 Z 長田氏 眼視 17
4/5 01:36-02:36 60 2 8 5.5 1.1 Ha 内山氏 眼視
3/4 04:50-05:50 60 210 538 7.0 0 Z 住江氏 眼視 210 
3/4 05:00-06:00 60 156 400 関口 TVUFOCapture
3/4 04:10-05:10 60 37 71 5.9 0 S 飯山氏 眼視
2/3 04:00-05:00 60 9 30 関口 TVUFOCapture 9
1-1/2  05:05-06:05 60 7 17 関口 TVUFOCapture 7
12-31/1 04:35-05:35 60 4 8 N W SW NE Z 関口 TVUFOCapture 4

電波観測結果

電波観測プロジェクト

 杉本氏の電波観測の流星速報 2019年
杉本氏の電波観測の流星速報 2018年 杉本氏の電波観測の流星速報 2017年
 
 杉本氏の電波観測の流星速報 2016年 杉本氏の電波観測の流星速報 2015年
 
杉本氏の電波観測の流星速報 2014年
 杉本氏の電波観測の流星速報 2013年
杉本氏の電波観測の流星速報 2012年 杉本氏の電波観測の流星速報 2011年
上田氏の電波観測結果2010年 2000年からの日本におけるしぶんぎ座流星群の活動グラフ

輻射点情報
輻射点名 赤経 赤緯 流星数 広がり 確度 速度 平均光度 H・R 報告者 備考
Qua 関口 同時流星より


光度分布
月日 時刻 -8 -7 -5 -4 -3 -2 -1  0  1  2  3  4  5  6 合計 観測者 平均 観測法
合計 1 5 3 9
12-31/1 1 5 3 9 関口 TVUFOCapture
 
火球等の情報
時刻 等級 発光点 消滅点 時間sec 速度 その他 観測者 観測地 観測方法 備考
4/5 03:23 -5 CVn Qua 画像あり 長田氏 静岡県 写真8mm
4/5 01:55 -3 Boo Qua 画像あり 長田氏 静岡県 写真8mm
4/5 00:50 -4 Per 画像あり 長田氏 静岡県 写真8mm
1-3/4 04:49:32 - 画像あり 上田氏 大阪府 TVUFOCapture