2022年のしし座流星群等の観測予想と観測報告等
しし座流星群等の予想等
今年の極大は、18日の未明頃ですが、14日〜21日頃の観測が重要になります。今年は、月の影響はありません。この群は、22時30分頃から5時半頃まで観測が可能ですが、23時半頃から5時半頃までが多いです。母彗星の回帰にともない2000年前後に流星が多くなりましたが、ここ数年だいぶへってきているようです。上田氏によると2002年のしし群の微光流星雨を200mmレンズとI.I.で同時観測でとらた。このときの母彗星からの放出速度は88.9m/sでした。捉えたしし群は5等、6等がほとんどで、それより明るいものはほとんどありませんでした。とのことです。2002年は極大の3日前(16/17日付近)に小極大も観測されています。速くて白で痕を残すのが特徴です。時々明るい爆発を伴う火球も出現します。写真観測とTV観測では、50mmのレンズでも、1時間に5個程度の出現を捕らえることができ、軌道を求めることができると思います。今までにも、多くのグループで、写真やTVの同時観測を試みて、軌道がたくさん求められています。しし群は、高速のため、I・Iをつけたビデオ観測では、高高度流星の撮影も可能です。98年には、NHKのハイビジョンカメラで−10等級の火球が捕らえられ、177Km上空(当時の世界最高記録)から発光し、77Km付近で消滅し100Kmも飛行していました。他の観測者も、しし群の流星を同様に150〜170Km付近での発光を捕らえています。極大前後でも、十分に軌道を求めることができます。しし群のダストトレイルのシミュレーション。また、この時期は、しし群の他にたくさんの小流星群が活動していますので軌道を求める価値があります。ここ数年、TV6mmUFOCaptureによる観測が行われる様になりました。暗い流星と火球の観測には有効です。2004年は、10月17/18日から12月2日までしし群が観測されています。また、電波観測では、天気に左右されずに観測ができます
佐藤氏のいっかくじゅう座α群の予報情報です。
で、調べてみますと、2016年・2017年は、1995年以降では最も近づき(ただし2019年はもっと近づきます)、計算上では、ダスト・トレイルの接近による突発出現の一つの目安である0.001au以内になるというものです。
出現年 月日 時刻 太陽黄経 Δr(au) α δ Vg(km/s)
2016 11/22 03:30 239.651 +0.00088 117.19 +0.98 62.55 ←今年※時刻は日本時です!
出現数の予測は正直難しいです。が、ということで、今年の場合HR=20くらいは見られても良いのではと思うわけです。
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